FX 用語集
各ページで前提とする用語をまとめた辞書です。用語が出てきたときの参照用に使ってください。数値は等幅で表記し、桁を揃えています。
通貨ペアと表記
- 通貨ペア(Currency Pair):
BASE/QUOTE形式で表記。例としてUSD/JPYは「1 USD が何 JPY か」を表す - BASE 通貨:左側(売買対象)
- QUOTE 通貨(決済通貨):右側(価格の単位)
- メジャー通貨ペア:USD を含む主要通貨との組み合わせ(
EUR/USD,USD/JPY,GBP/USD等) - クロス円:USD を介さない対円通貨ペア(
EUR/JPY,GBP/JPY等)。実質は2つのメジャーペアの合成
価格単位
- pip(Percentage in Point):価格変動の最小単位
- 対円ペア(
USD/JPYなど):0.01= 1 pip - ドル建てペア(
EUR/USDなど):0.0001= 1 pip
- 対円ペア(
- pipette(フラクショナル pip):pip の 1/10。多くのブローカーが小数点以下1桁多く表示する
- lot:取引数量の単位
- 標準ロット(Standard):
100,000通貨 - ミニロット(Mini):
10,000通貨 - マイクロロット(Micro):
1,000通貨
- 標準ロット(Standard):
- pip 価値:1 pip 動いたときの損益(QUOTE 通貨建て)
- 対円ペアで1万通貨保有時:
1 pip = 100 円 - ドルストレートで1万通貨保有時:
1 pip = 1 USD
- 対円ペアで1万通貨保有時:
レバレッジと証拠金
- レバレッジ(Leverage):証拠金に対して何倍の取引ができるか。日本国内は個人
25倍が上限 - 必要証拠金(Required Margin):
取引額 ÷ レバレッジ。USD/JPYを150円で1万通貨、25倍なら150 × 10,000 ÷ 25 = 60,000 円 - 有効証拠金(Equity):口座残高 + 含み損益
- 証拠金維持率(Margin Level):
有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100(%) - マージンコール / ロスカット:証拠金維持率が閾値を割ると発生。ブローカーごとに水準が異なる
価格と板情報
- Bid:売値(トレーダーが売る価格)
- Ask(Offer):買値(トレーダーが買う価格)
- スプレッド(Spread):
Ask − Bid。実質的なコスト。主要通貨ペアで狭く、マイナー / クロスで広くなる - スリッページ(Slippage):発注価格と約定価格の差。指標発表時に拡大しやすい
注文種別
- 成行注文(Market Order):現在価格で即時約定
- 指値注文(Limit Order):指定価格以下で買い / 以上で売り(現在より有利な価格を指定)
- 逆指値注文(Stop Order):指定価格以上で買い / 以下で売り(ブレイクアウトや損切りで使用)
- OCO(One-Cancels-the-Other):2つの注文のうち一方が約定するともう一方をキャンセル
- IFD(If Done):新規注文が約定したら決済注文が有効化される
- IFO / IFDOCO:IFD + OCO の合わせ技
スワップ(金利差)
- スワップポイント(Swap / Rollover):通貨間の金利差から発生する日次調整金
- ポジションを日跨ぎ(NYクローズ跨ぎ) で保有すると付与 / 支払いが発生
- 高金利通貨買い / 低金利通貨売りで受け取り、逆で支払い
- 水曜持越で3日分(週末分)が計上されるブローカーが多い
時間とセッション
- 東京セッション:概ね JST
09:00–15:00。円絡みの動きが出やすい - ロンドンセッション:JST
16:00–翌01:00(冬時間17:00–02:00)。流動性最大 - NY セッション:JST
21:00–翌06:00(冬時間22:00–07:00)。米指標で急変しやすい - NY クローズ:一般に JST
06:00(冬時間07:00)前後。日足の区切り
ポジション関連
- ロング(Long / 買い):BASE 通貨買い / QUOTE 通貨売り
- ショート(Short / 売り):BASE 通貨売り / QUOTE 通貨買い
- 含み損益(Unrealized P/L):未決済ポジションの評価損益
- 実現損益(Realized P/L):決済で確定した損益
- ドローダウン(Drawdown):資産曲線の高値からの下落幅(最大値を 最大ドローダウン / MDD と呼ぶ)
その他頻出語
- ボラティリティ(Volatility):価格変動の大きさ。ATR 等で計測
- リスクリワード比(RR / RRR):
期待利益 ÷ 想定損失。1.5以上を目安にする戦略が多い - 勝率(Win Rate):勝ちトレード数 ÷ 全トレード数
- 期待値(Expectancy):
勝率 × 平均利益 − 敗率 × 平均損失。プラスであることが最低条件 - バックテスト(Backtest):過去データで戦略を検証すること
- フォワードテスト(Forward Test):リアルタイム(デモ含む)で検証すること
- オーバーフィッティング(Overfitting):過去データに過剰適合し、将来性能が劣化すること
参考
- 各ブローカー(OANDA、GMOクリック証券、SBI FXトレード等)の商品概要書
- 日本証券業協会「FX取引ガイドブック」
- Investopedia — Forex Trading